ソリューション
経営改革の際に重要なことは、その方向性の確認と、目標に至る道筋です。ソリューションはいわば、その目標に至る具体的な計画であり、メソドロジーでもあります。その企業が最先端を行く企業であれ、フォロワーと呼ばれる企業であれ、その目標を成し遂げるための実践的ヒントはどこかにあるものです。異業種に模範となる事例が存在するかもしれませんし、古くから言い古された言葉の中にあるかもしれません。弊社では、既成の概念にとらわれず、また、業界特有の慣習をも取り払った更地からビジネスの再構築を考えます。また、企業内における様々な前提、しばしばそれらは制約条件ともなりますが、そうした前提をも思考上取り除いてアプローチを試みます。そうすることにより、資金的制約や時間的制約のなどにみられる譲ることのできない条件を洗い出すことにより、最も現実的な全体最適のソリューションが約束されます。
多くの経営改革の根幹を見ると、その9割ほどは、既知の方法論で進めることができるという事実があります。そのことは、とりもなおさず、既に実践された成功事例をうまく再構築することで、資金と時間、それに社内の人的リソースも大幅に削減することができます。よくことわざでいうように、「今また、新たな車輪を発明する必要はない」ということです。
世に言う、「ベスト・プラクティス」を正しく理解し、理論の理解にもましてその導入こそが重要であることを理解し実践できるコンサルタントはそう多くありません。机上理論を求めるなら、そうした事例の解説本を読めば事足りるはずです。
新たな改革を、実際の業務現場に成功裏に導入してこそ、企業にとって価値が創造されるのですから、実際の導入経験のないコンサルタントは、多くの落とし穴を見過ごし、結果的に、導入に失敗します。もっとも、失敗事例の経験があるなら、それはそれで重要な価値につながります。問題は、成功も失敗も経験のないことなのです。経験がなくてもよいのであれば、なにも社外のリソースを求める必然性はありません。
弊社のコンサルタントは、少なくともその専門分野での実際の経験のあるものを起用しております。社内での抵抗勢力の制御から、変革による現場の「痛み」も理解したうえでのソリューション提供こそ弊社が求める方法論です。
コンサルタント紹介
大橋 進 (おおはし すすむ)
大学において、数理経済学を専攻。卒業後、商社にて購買・在庫管理業務の職務に就く。その後、外資系消費財メーカーにて需要予測、ロジスティクス改革、流通センター設計などを手掛け、ハイテク企業、医療用具・医薬品企業、などでサプライチェーンやロジスティクスの実務と管理を経験。外資系経営コンサルティングファームにおいてプリンシパルを歴任ののち、グローバル3PL企業の取締役などを経て、2008年2月、株式会社ロジスティクス・コンセプトを創業、現在、同社の代表取締役。
刈屋 大輔 (かりや だいすけ)
1973年生まれ。97年青山学院大学経営学部卒。同年4月輸送経済新聞社入社。物流業界紙「輸送経済」記者、月刊誌「流通設計」副編集長などを歴任。2001年ライノス・パブリケーションズ入社。同社が発行する物流・ロジスティクス・SCMをテーマにした月刊誌「ロジスティクス・ビジネス(LOGI-BIZ)」の編集記者、副編集長を経て、2007年4月に退社。2008年4月に青山ロジスティクス総合研究所(ALI)を設立。2007年11月より物流・ロジスティクス・SCM領域のメールマガジン「ロジラボ通信」を発行、編集長に就任。2009年7月にロジスティクス・コンセプトのシニアディレクター(ストラテジックマネジメントコンサルタント)に就任、現在に至る。